故障さえなければ…歴代“ガラスの天才”6人。けがと戦い抜いた一流打者たち
2025/04/22
産経新聞社
梶谷隆幸
DeNA時代には、盗塁王のタイトルも獲得した梶谷隆幸。故障との戦いがなければ、さらに息の長い活躍ができた選手の1人だろう。
開星高から2006年高校生ドラフト3巡目で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団。プロ7年目の2013年に287打席に立って打率.346、16本塁打をマークし頭角を現すと、同年から5年連続2桁本塁打を記録した。
2014年には初めて規定打席に到達。打率.263、16本塁打、72打点、39盗塁の好成績を残し、盗塁王のタイトルに輝いた。
さらに、2020年にはリードオフマンとして打率.323、19本塁打、53打点をマーク。惜しくも受賞は逃したものの、最後までチームメイトの佐野恵太と熾烈な首位打者争いを展開した。
同年オフには国内FA権を行使し、巨人へ移籍。さらなる活躍が期待されたが、新天地ではけがに苦しむ時期が続いた。
移籍1年目は61試合出場にとどまると、2022年オフには左膝手術の影響を受け、まさかの育成契約に
支配下復帰した2023年は、102試合出場で打率.275(規定未満)とまずまずの存在感を示したが、翌2024年はまたもけがに悩まされたことでわずか6試合の出場に終わり、同年限りでの現役引退を決断した。