ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【野手編】
2022/09/11
産経新聞社
佐野恵太
出身:岡山県
投打:右投左打
身長/体重:178cm/88kg
生年月日:1994年11月28日
ドラフト:2016年ドラフト9位
2022年も打撃好調で、3年連続の打率3割超えが射程圏内に入っているのが、ベイスターズの佐野恵太である。
現在は外野手だが、広陵高校(広島県)ではショートやキャッチャーを守っていた佐野。ただ、甲子園に出場することはできず、明治大学に進学する。大学では徐々に出場機会を増やし、大学4年の春季リーグ戦・秋季リーグ戦の両方で打率3割を記録。非凡なバッティングセンスを見せつけていた。
しかし、佐野の同期にはドラゴンズで活躍する柳裕也、スワローズで活躍する星知弥がいるなど、スカウトは投手に注目を置いていたようだ。結果、佐野は松尾大河や細川成也などに先を越され、ドラフト9位でようやく指名された。
ルーキーイヤーは苦しみ、21打数で2安打。しかし、徐々に成績を残し始めると、当時監督だったアレックス・ラミレスは2020年から佐野を4番で起用した。この起用にはさまざまな意見が挙がったが、佐野は打率.328で首位打者を獲得。抱かれた懸念を結果で払拭した。
打率3割に加え、2020年から3年連続の二桁本塁打も達成。ドラフト9位からの逆襲はまだまだ結果として残っていくだろう。