ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【野手編】
2022/09/11
産経新聞社
角中勝也
出身:石川県
投打:右投左打
身長/体重:180cm/85kg
生年月日:1987年5月25日
ドラフト:2006年大学生・社会人ドラフト7巡目
独立リーグからプロ入りし、マリーンズで活躍を続ける角中勝也もドラフトの順位が高い選手ではなかった。
石川県の日本航空二高(現:日本航空石川)を卒業した角中は、知り合いの紹介で四国アイランドリーグ(現:四国アイランドリーグplus)のトライアウトを受ける。合格する自信はなかったと語っているが、最後の最後で高知ファイティングドッグスの入団を勝ち取った。
同球団には2006年の1年のみ在籍する形となり、打率は.253。突出した成績ではないものの、マリーンズから指名を受けた角中は2007年からプロの世界に飛び込んだ。しかし、入団から4年間は1軍での出場機会が少なく、思うような成績を残せないシーズンが続く。
ただ、2011年の後半から出場試合を増やすと、統一球で多くの打者が苦しんだ2012年に打率.312を残した。交流戦でも首位打者を獲得するなど、年間を通じて活躍した角中は、独立リーグ出身野手として初のタイトル獲得、オールスター出場を果たす。また、独立リーグ出身初の通算1000安打達成など「独立リーグ初」の記録を数多く打ち立てた。