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2016年の活躍はいかに? 明暗をわけた、2015年の〝年男〟たち

NPBの年男=ひつじ年の選手たちにとって、今年はどんな1年だったのだろうか。

2015/12/28

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ホークス連覇に貢献した五十嵐、不振だった阿部

 36歳になる1979年生まれは11人。誕生日順だ。

ソフトバンク:五十嵐亮太、帆足和幸、カニザレス
日本ハム:飯山裕志
オリックス:平野恵一、井川慶
巨人:阿部慎之助
阪神:能見篤史
広島:久本祐一(育成)、廣瀬純、石原慶幸

 厳しいプロの世界では36歳まで現役でプレーすること自体が難しい。残っているのは名のある選手ばかりだ。

 ソフトバンクの五十嵐亮太(5/28生まれ)は、今季も絶対的なセットアッパーとして活躍した。1回あたりの走者(安打、四死球)を示すWHIPは驚異的な0.88だった。
 同じ日に生まれた阪神の能見篤史(5/28生まれ)は、左腕エースとして11勝。援護が少なくリーグ最多の13敗を喫したが、今季もシーズン通してローテを維持した。

 巨人の阿部慎之助(3/20生まれ)の2015年はめまぐるしかった。正捕手の座を小林誠司に譲って一塁を守ったが、4/3に捕手に復帰。6/19にはまた一塁手へとミットを持ち変えるシーズンとなった。打撃成績も低調。高橋新監督を支えるリーダーとして奮起が期待される。

 広島の廣瀬純(3/29生まれ)、石原慶幸(9/7生まれ)は、ともに外野手、捕手の正位置を若手に譲って控えとしてチームに貢献した。

 日本ハムの飯山裕志(7/13生まれ)は今季もユーティリティとして75試合に出場した。
ソフトバンクのカニザレス(11/21生まれ)は14試合の出場にとどまったが、来季も契約を結んだ。

帆足、平野が引退

 今年限りで球界を去るのは、ソフトバンク帆足和幸(7/15生まれ)、オリックス平野恵一(4/7生まれ)の二人。ともに一時代を築いた名選手だった。

 オリックスの井川慶(7/13生まれ)も戦力外を通告されたが現役続行を表明している。
 広島の久本祐一(3/14生まれ)は、左腕救援投手として活躍したが昨年11月にトミー・ジョン手術を受けて今季は育成選手としてリハビリに専念した。来季は勝負の年になる。

 最後にもう一人だけNPBの年男を紹介しよう。
 楽天の大久保博元前監督(1967年2/1生まれ)だ。新監督として采配を振るったが、9月に今季限りでの退任を表明した。チームは低迷したが1年での退任は異例のことだ。

 同じ「ひつじ年」も、境遇は実にさまざま。一人一人にドラマがあった。来年は「さる年」、年男たちの活躍に注目したい。

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