これが“勝ち運”? 白星に恵まれた投手5人。高いシーズン勝率を誇った選手たち
2023/04/04
産経新聞社
田中将大
■2013年 24勝0敗、勝率1.000
田中将大は、メジャー移籍前年の2013年に大記録を打ち立て、チームを創設初のリーグ優勝、日本一に導いた。
シーズン開幕前に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したこともあり、開幕戦の登板は回避。疲労が懸念されていたが、序盤から快投を披露。レギュラーシーズンは先発登板した全試合でクオリティ・スタート(QS)を達成し、5月から5カ月連続で月間MVPにも選出された。
7月26日の千葉ロッテマリーンズ戦では、唯一ビハインドの展開で降板したが、味方打線が9回に奮起し、サヨナラ勝利。優勝マジック2で迎えた9月26日の埼玉西武ライオンズ戦ではクローザーとしてマウンドに上がり、胴上げ投手となった。最終的に28試合(212回)を投げ、24勝0敗1セーブ、防御率1.27と圧巻の数字を残した。
同年は投手3冠(防御率・勝利・勝率)と沢村賞、満票での最優秀選手(MVP)も受賞。「1シーズン24連勝」「公式戦28連勝」「ポストシーズンを含めた30連勝」の3つはギネス世界記録に認定された。