これが“勝ち運”? 白星に恵まれた投手5人。高いシーズン勝率を誇った選手たち
2023/04/04
産経新聞社
藤本英雄
■通算成績 200勝87敗、勝率.697
藤本は、1942年に東京巨人軍(現読売ジャイアンツ)へ加入。シーズン途中からの入団ながらも無傷の10勝を記録する。
翌1943年は56試合(432回2/3)を投げ、34勝11敗、勝率.756、39完投19完封、253奪三振、NPBシーズン最高の防御率0.73と驚異的な成績を残し、投手3冠(防御率・勝利・勝率)とベストナイン、沢村賞に輝いた。
1944年には25歳の若さで監督を歴任。戦後も選手として勝ち星を積み上げた。キャリアでは最優秀防御率・最高勝率のタイトルを3度ずつ受賞。1950年にはNPB史上初となる完全試合も達成した。
実働13シーズンで367試合(2628回1/3)、200勝87敗、勝率.697、防御率1.90をマーク。防御率、勝率はプロ野球記録となっている。