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もし海を渡っていれば…メジャーで観たかった歴代選手5人。日本球界で輝いた伝説級の選手たち

2023/12/30

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産経新聞社



江川卓


出身:福島県
投打:右投右打
身長/体重:183cm/90kg
生年月日:1955年5月25日
ドラフト:1978年ドラフト1位
 
 作新学院高校の絶対的エースとして、「怪物」と呼ばれた投手が江川卓である。「高校野球史上最高ピッチャー」と呼ばれたほど、江川はずば抜けた選手だった。
 

 
 高校1年生の夏に栃木県大会で史上初めての完全試合を達成し、瞬く間に注目の的となった江川。3年生になった1973年は春の甲子園に出場すると、4試合に登板して60奪三振を記録。この数字は、現在もなお春の甲子園大会の最多奪三振記録だ。全てにおいて規格外の成績を残した江川は、さまざまな経緯もありながらドラフト1位でプロ入りし、読売ジャイアンツに入団する。
 
 1年目は9勝10敗で惜しくも2桁勝利を逃したが、1980年から引退した1987年まで、8年連続で2桁勝利を挙げた。何より完投数が多いピッチャーであり、1982年は31試合に登板して24完投。無尽蔵のスタミナを誇る選手でもあった。
 
 高校時代から圧倒的な成績を残しながら、江川の球種はストレートとカーブの2つだったことは有名である。江川が海を渡っていたら、この2球種だけでどういう成績を残せたのだろうか。

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