もし海を渡っていれば…メジャーで観たかった歴代選手5人。日本球界で輝いた伝説級の選手たち
2023/12/30
産経新聞社
村田兆治
出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/78kg
生年月日:1949年11月27日
ドラフト:1967年ドラフト1位
現役時代は「マサカリ投法」と呼ばれる投球フォームで躍動した剛腕・村田兆治。高校時代から力強いストレートを投じていたこともあり、東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)入団時から大きな期待を受けた。
1年目は0勝だったが、2年目に6勝を記録。さらに、6勝のうち5勝が完封という活躍を見せた村田は、4年目(1971年)に12勝で二桁勝利を達成した。その後は苦しむシーズンもありながら、1974年から1979年までは安定した投球で防御率2点台、あるいは1点台という数字を残す。
中でも1976年は21勝・4セーブを記録し、先発・抑えの両面でチームに貢献した。1981年に最多勝、1985年は開幕から12連勝など、不調の時期もありながら復活した姿はファンに勇気を与えた。
独特なフォームに加えて、代名詞とも言える得意のフォークボールは、海の向こうでも大きな武器となったはずだ。「あのダイナミックなフォームで、メジャーリーガーを相手に投球する村田の姿を見たかった」というプロ野球ファンも、一定数いるのではないだろうか。