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驚きの”大出世”…プロ野球、テスト生から這い上がった大物選手5人

2024/04/25

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産経新聞社



阪神時代の掛布雅之(左)とDeNA時代のネフタリ・ソト

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 プロ野球の世界では、ドラフト上位指名で入団した選手は、特に将来を期待されている。一方で、ドラフト外のテスト生として入団し、一流選手にまで這い上がった選手も存在する。そこで今回は、テスト生から主力として活躍した、または活躍している選手を紹介する。

 

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掛布雅之


出身:千葉県
投打:右投左打
身長/体重:175cm/77kg
生年月日:1955年5月9日
ドラフト:1973年ドラフト6位
 
 「ミスタータイガース」と呼ばれた掛布雅之。掛布のキャリアは阪神タイガースの秋季キャンプに呼ばれたことから始まった。
 

 
 千葉県の名門校である習志野高校出身の掛布は、高校2年の夏に甲子園出場。タイガース以外の球団スカウトから注目されていたが、掛布本人は大学、あるいは社会人に進むことを想定していたという。ただ、掛布の父親とタイガースのトレーニングコーチの関係性が良好だったこともあり、掛布はタイガースのキャンプに参加した。
 
 すると、当時タイガースの監督だった金田正泰は、掛布の才能に惚れ込んだ。結果的にタイガース入団を果たすと、1年目のオープン戦から結果を残して開幕一軍入り。初年度こそプロの壁に苦しんだが、2年目(1975年)には11本塁打を記録するなど才能を見せつける。
 
 そして3年目の掛布は規定打席に到達し、打率.325で27本塁打。高卒3年目にして大ブレイクを果たした。1979年には48本塁打を放つなど、本塁打王を3回獲得。打率3割超えも7回記録し、まさにタイガースのスターとして15年活躍した。

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