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驚きの”大出世”…プロ野球、テスト生から這い上がった大物選手5人

2024/04/25

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産経新聞社



栗山英樹


出身:東京都
投打:右投両打
身長/体重:174cm/72kg
生年月日:1961年4月26日
ドラフト:1983年ドラフト外
 
 侍ジャパンの監督として、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でチームを世界一に導いた栗山英樹。ゴールデン・グラブ賞の受賞経験がある栗山も、テスト生から這い上がった選手だ。
 

 
 創価高校では主将を務めながら、エースとしても活躍。だが、甲子園に出場することはなく東京学芸大学に進学した。教員を目指すための進学だったものの、野球部に入部した栗山は大学で活躍を見せる。投手では25勝8敗、打者では打率.389という通算成績を残し、打者としてプロの世界を目指すことに。
 
 西武ライオンズと大洋ホエールズの入団テストは不合格。ヤクルトスワローズのテストを受け、ドラフト外でプロ入りとなった栗山だが、1年目・2年目は思うような成績を残せなかった。それでも3年目(1986年)は規定打席未満(258打席)ながら.301を記録。
 
 スイッチヒッターへの転向やメニエール病の発症など、さまざまな挑戦や苦難を乗り越え、1989年に初の規定打席到達。37犠打を挙げるなど、2番打者として活躍した。選手生活は7年で幕を閉じたものの、選手ではない形で今後も野球界に貢献し続けるはずだ。

 

 

 
【了】

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