村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ6~10位。歴史に残る最強打者たち
2022/09/19
産経新聞社
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東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が、歴史的な活躍を続けている。日本人選手最多となった本塁打の数にフォーカスが当たりがちだが、今年の村上は「出塁率+長打率」で導き出される打撃指標「OPS」においても、歴代ランキングの中で上位に位置しそうだ。今回は、OPS歴代ランキング上位の選手たちを紹介する。
10位:王貞治(1976年・読売ジャイアンツ)
OPS1.2126=出塁率.488+長打率.725
前年は、長嶋茂雄の引退とほかの主力打者の不振が相次いだこともあり、他球団のマークがより一層厳しくなったことで、13年連続で獲得していた本塁打王のタイトルを逃した王。しかし、1976年シーズンは開幕から絶好調を維持する。
プロ野球史上最速でのシーズン30号に到達(64試合)。7月23日の大洋戦では、プロ野球史上初となる通算700号の本塁打を放つ。これは通算2270試合での快挙だった。10月11日の阪神戦で通算715号を放ち、「神様」ベーブ・ルースを抜き通算本塁打数で世界2位となる。通算700号達成時は、周囲の祝福をよそにいつも通り淡々とダイヤモンドを一周した王だったが、通算715号を放った時は両手を挙げて飛び回りながら一周した。普段クールな王が感情をあらわにする貴重なシーンでもあった。
この年のシーズンは打率.325、49本塁打、123打点で、2年ぶりに本塁打王を奪還し、打点王との二冠に輝いた。出塁率(.488)は15年連続のリーグ1位を記録。長打率(.725)も2年ぶりにリーグ1位を記録した。