村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ6~10位。歴史に残る最強打者たち
2022/09/19
産経新聞社
7位:アレックス・カブレラ(2002年・西武ライオンズ)
OPS1.223=出塁率.467+長打率.756
前シーズンはNPB1年目の記録となる49本塁打を放ち、翌年2002年も開幕からその打棒が期待されたカブレラだが、腰痛による抹消を経験するなど序盤はペースを落とした。
しかし、夏頃になると大爆発。自身初となる4試合連続本塁打を放つなど、7月は11本塁打を放つ。8月は15本塁打、9月は10本塁打とプロ野球史上初となる3カ月連続2桁本塁打を記録し、一気にギアを上げると、9月10日のダイエー戦にて史上最速でのシーズン50号に到達。一時期は打率・本塁打・打点の三冠に躍り出た。10月2日の近鉄戦で55号の本塁打を放ち、当時王貞治の持っていたシーズン最多記録に並んでいる。
残念ながら平成初の三冠王とはならなかったが、球界全体で打低が顕著だったシーズンにも関わらず打率.336、55本塁打、115打点をマーク。そのほかにも四球数(100)・出塁率(.467)・長打率(.756)・OPS(1.223)を記録するなど、この年リーグ優勝と日本一を達成するチームの4番打者として圧巻の働きを見せた。