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原巨人を解体、オフの補強の狙い。由伸政権1年目、ポジション争いを制するのは誰か

2015年、ジャイアンツにとって節目の1年となった。今季より高橋監督が就任、また昨年オフも適材適所の補強を行った。激しいポジション争いを制するのはどの選手か。

2016/01/01

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阿部は捕手?一塁?

ついに原辰徳から高橋由伸へと監督交代。
ひとつのサイクルの終わり。
同時に新たなるチーム作りが始まった。
今回は2016年の新シーズンに向けて、世代交代真っ只中にある、巨人のレギュラー争いをポジション別に見てみよう。
 
【捕手】
・15年出場数 小林誠司68、相川亮二37、加藤健32、阿部慎之助25、実松一成21
 
原巨人の終焉は「最強キャッチャー阿部慎之助の時代」の終わりを意味した。
いまだファンだけでなく投手陣からもラブコールを送られる捕手阿部の存在感。
由伸監督も背番号10の捕手・一塁併用の可能性を示唆しているが、37歳で満身創痍の体調面を考えると常時出場は厳しいだろう。
年齢的に小林を正捕手として固定したいところだが攻守に課題は多く、相川・カトケン・実松らと日替わり起用の可能性が高い。
 
【一塁手】
・15年出場数 阿部慎之助78、アンダーソン47、井端弘和26、中井大介13
 
一塁転向で復活を期した阿部だが打率.242に終わり、球団は新たな4番候補としてメジャー122発男ギャレット・ジョーンズを補強。
阿部が捕手で出場時はギャレットは一塁、阿部が先発一塁の時はギャレットがレフトといった起用が考えられる。
もしも二人にアクシデントがあった時は、FA復帰の脇谷亮太、残留決定のアンダーソンらが控える。
ただ阿部・ギャレット・脇谷・アンダーソンと全員左打者だけに、対サウスポー打率.315を記録した村田修一の一塁起用も見られるかもしれない。
 
【二塁手】
・15年出場数 片岡治大111、井端弘和33、立岡宗一郎19、吉川大幾17
 
事実上、巨人3年目を迎える片岡とロッテから移籍してきたルイス・クルーズの一騎打ちだろう。
片岡は自身5年ぶりの二ケタ本塁打、21盗塁、36犠打、さらに安定の二塁守備でも再三チームを救った。
対するクルーズも二塁手としてゴールデングラブ賞を獲得。16本塁打、73打点は巨人ならばチームトップの数字である。
現状では二塁片岡、三塁クルーズという起用法が濃厚だろうか。
なお脇谷は西武で15年シーズン118試合で打率.294と活躍したものの、二塁は1試合も守っていない。

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