オリT-岡田「今年だけのものじゃない」―すべての想いが詰まった球団旗への誓い【どら増田のオリ熱コラム #63】
苦しいシーズンとなったオリックス。それでもファンや関係者と、選手の絆は球団旗によって太く結ばれた。
2015/12/30
減量で挑むも、怪我に悩まされた主砲
11月23日に京セラドーム大阪で行われた『Bsファンフェスタ2015」のエンディングで選手が球団旗を持ちながら場内を一周した。それは7月にファンから選手に渡された1000人のファンや関係者の想いが詰まっている球団旗だった。
この旗の存在に選手の中では真っ先に反応し、選手代表として安達とともに旗を受け取ったT-岡田にとって今年はどんな年だったのだろうか。
「調子が良かったら守備についてますよ」
シーズン最終戦を前に体の状態について話を聞くと、岡田はこのように話した。シーズン終盤は外野や一塁の守備よりも指名打者での出場が目立っていたように、今年も岡田は怪我に悩まされた1年だった。
例年下半身に怪我を抱えてしまう岡田だが、今年は大減量した昨年よりもさらに体重を96kgにまで絞って春季キャンプに臨み、万全を喫したはずだった。
しかし左肩の炎症で別メニューの出遅れスタート。シーズンが始まってからも腰痛で2回抹消されている。左アキレス腱痛により、秋季キャンプも参加できなかった。
【次ページ】一つの時代の終わり。三男坊がチームをけん引