オリT-岡田「今年だけのものじゃない」―すべての想いが詰まった球団旗への誓い【どら増田のオリ熱コラム #63】
苦しいシーズンとなったオリックス。それでもファンや関係者と、選手の絆は球団旗によって太く結ばれた。
2015/12/30
一つの時代の終わり。三男坊がチームをけん引
今年だけのものじゃない――。
6月にMEGASTOPPERのDOMIさんがファンに呼びかけ、京セラドーム大阪のBsStageに掲げられていた球団旗に、約1000人のファンや関係者が低迷するチームへの想いや願い、そして激励の言葉を書き込んだ。
この動きに対してTwitterで誰よりも早く反応し、7月に旗を受け取った際には「奇跡を起こしにいく」と誓った岡田だったが、チームは何とか最下位を逃れたものの5位に終わってしまった。
岡田は「あの旗は今年だけのものじゃないと思うんですよ。去年や2011年の悔しさも詰まっていると思うし、来年もファンの方と一緒に頑張るという意味でチームを後押ししてくれるものだと思います」と語り、来季もあの球団旗とともに闘っていくことを明らかにした。
最終戦の試合後には自由契約となった”盟友”坂口智隆(ヤクルトに入団)のタオルを持って外野まで走り、スタンドの前で掲げた岡田。
楽天に移籍した後藤光尊に続く”チームの顔”の退団にショックを抱いていたファン中にはこの行動に涙を流した人も多い。坂口の退団で「オリックスは後藤、坂口、岡田のチーム」と言われた時代が終わりを告げた2015年。
来季は”三男坊”だった岡田がチームを引っ張っていくことになるだろう。
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