圧倒的すぎる…大差で個人タイトルに輝いた選手5人。村上宗隆も遜色ない独走ぶりに
2022/09/14
産経新聞社
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東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆の“令和初”となる三冠王が現実味を帯びてきた。中でも本塁打・打点部門は独走状態で、タイトルをほぼ手中に収めている。ここでは、過去に圧倒的な差をつけて個人タイトルを受賞した5人を紹介する。
中村剛也(2011年本塁打王:23本差)
投打:右投右打
身長/体重:175cm/102kg
生年月日:1983年8月15日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2001年ドラフト2巡目
西武一筋で、現在も活躍を続ける中村剛也。これまでに最多本塁打のタイトルを6回獲得するなど、数々のアーチを描く強打者である。
特に中村の凄さが際立ったのは、やはり2011年ではないだろうか。同年は統一球の導入により成績を落とす打者が続出。パ・リーグ防御率の上位10人が2点台に収まるなど、まさに投高打低のシーズンだった。
しかし2011年の中村は、統一球の影響を微塵も感じさせないバッティングを見せ、キャリアハイに並ぶ48本塁打を放ったのだ。2位の松田宣浩(ソフトバンク)とは半数近い23本の差をつけてタイトルを獲得。 なお、同年のロッテはチーム本塁打数が46本。中村1人の本数に及ばないという珍しい事象も起こった。
また、2013年に統一球の反発係数が変更されて物議を醸した際、中村は報道によると「芯で当たればボールは飛ぶ」とコメントしたという。この打撃技術があるからこそ、通算450本以上の本塁打を放つスラッガーとなったのだろう。