圧倒的すぎる…大差で個人タイトルに輝いた選手5人。村上宗隆も遜色ない独走ぶりに
2022/09/14
産経新聞社
タイロン・ウッズ(2006年打点王:30打点差)
投打:右投右打
身長/体重:185cm/102kg
生年月日:1969年8月19日
経歴:エルナンド高-米マイナー-韓国・OB-韓国・斗山
「強竜打線」の4番に座り、相手投手に計り知れない威圧感を与えたタイロン・ウッズ。広角にホームランを打ち続け、黄金期の中日を支えた助っ人打者である。
2003、04年は横浜に在籍し、2年連続で本塁打王(40本、45本)を獲得した。しかし、04年オフに契約がまとまらず退団すると2005年から中日でプレー。本拠地が広いナゴヤドーム(現・バンテリンドーム ナゴヤ)に変わったものの、2005年は38本塁打と持ち前のパワーを発揮する。
そして、チームがリーグ優勝を果たした2006年、「本塁打が多い割には打点が少ない」と言われることもあったウッズだったが、同年は打率.310、47本塁打、144打点をマークし、本塁打王と打点王を獲得、特に打点部門では、2位の村田修一(当時・横浜)が114打点だったため、30の差をつけた。
ウッズの凄さを象徴した試合が、リーグ優勝を決めた2006年10月10日の巨人戦。東京ドームの半分以上がド中日ファンで埋まる中、ウッズは3ランとグランドスラムで1試合7打点を記録。ホームベースを一周した後、落合博満監督と抱擁する場面は名シーンとして知られている。