村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ1~5位。歴史に残る最強打者たち
2022/09/19
産経新聞社
プロ野球(NPB) 最新情報(最新ニュース)
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が、歴史的な活躍を続けている。日本人選手最多となった本塁打の数にフォーカスが当たりがちだが、今年の村上は「出塁率+長打率」で導き出される打撃指標「OPS」においても、歴代ランキングの中で上位に位置しそうだ。今回は、OPS歴代ランキング上位の選手たちを紹介する。
5位:ウラディミール・バレンティン(2013年・東京ヤクルトスワローズ)
OPS1.234=出塁率.455+長打率.779
ヤクルト3年目となった2013年のバレンティンは、けがの影響もあり開幕こそ間に合わなかったものの、シーズン初出場となった4月中旬からはハイペースで本塁打を記録。4月は半月ほどの出場だったにもかかわらず、8本のアーチをかける。交流戦では日本プロ野球最多タイとなる4打席連続本塁打を放ち、オールスター明けには早くも本塁打王争いはバレンティンの独走状態となる。
1年を通して絶好調だったといえるが、特に驚異的だったのが8月である。87打数で40安打を放ち打率.460、出塁率.574を記録。そのうち放った本塁打はプロ野球月間新記録の18本を数え、OPSは1.766とまさに無双状態に入った。8月27日の中日戦でシーズン50号本塁打を達成。111試合目での50号到達はプロ野球史上最速である。
9月15日の阪神戦で新記録となるシーズン56号を達成。最終的に打率.330、60本塁打、131打点を記録し、本塁打王を獲得。最高出塁率(.455)との二冠となった。この年記録した長打率は.779と日本記録を更新。チームは最下位ながらもバレンティンはリーグMVPに輝いた。