村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ1~5位。歴史に残る最強打者たち
2022/09/19
産経新聞社
4位:落合博満(1985年・ロッテオリオンズ)
OPS1.244=出塁率.481+長打率.763
1985年のシーズン前から落合は「今年はタイトルを獲る。それも全部いただく」と公言。有言実行以上の成績を残す。
特に夏場以降の成績は圧巻だった。8月、9月と2カ月続けて月間打率4割を記録。また、8月以降29本塁打、74打点と驚異的なペースで打ちまくり、終わってみればシーズン全試合に出場して打率.367、52本塁打、146打点で2度目の三冠王を獲得した。リーグ2位の打者とは本塁打は12本、打点は24点と圧倒的な差をつける。加えて、様々な部門においてリーグ記録を塗り替える歴史的なシーズンとなった。
その中で特筆すべきは得点圏打率である。得点圏において122打数60安打とチャンスにめっぽう強く、この年記録した.492は日本記録となった。出塁率.481、長打率.763でOPSは自身最高となる1.244を叩き出す。他の追随を許さぬ圧倒的な成績で、自身2度目となるシーズンMVPを獲得。優勝チーム以外からの2度以上の選出は王貞治以来2人目の快挙となった。