信念を貫き…「ドラフト指名→入団拒否」経てプロ入りした選手5人|プロ野球ドラフト会議
2023/10/12
産経新聞社
内海哲也
投打:左投左打
身長/体重:186cm/92kg
生年月日:1982年4月29日
経歴:敦賀気比高-東京ガス
ドラフト:2003年ドラフト自由枠
18年間の現役生活を送った内海哲也も、入団拒否の経験がある選手だ。
敦賀気比高校時代には、「北陸のドクターK」と称されるなど世代屈指の左腕として知られ、2000年のドラフトでオリックス・ブルーウェーブ(現・バファローズ)から単独1位指名。意中の球団は読売ジャイアンツだったが、当時オリックスの監督を務めた仰木彬氏の熱意もあり、一時は入団に心が傾いていたという。
しかし、祖父の内海五十雄氏が元巨人の選手だったことや、内海自身がジャイアンツファンだったこともあり、入団拒否を正式表明。社会人野球の東京ガス入りを決断した。
そして3年後の2003年のドラフトで、巨人に自由獲得枠で入団した。プロ3年目に初の2桁勝利(12勝)を挙げると、2007年は最多奪三振(180個)のタイトルを獲得。2011年からは2年連続で最多勝、防御率1点台を記録するなどエース左腕としてチームを牽引した。2018年オフにはフリーエージェント(FA)人的補償で埼玉西武ライオンズへ移籍。通算2000投球回を達成した昨季限りで、19年間の現役生活に終止符を打った。