悔しさをバネに…「高卒指名漏れ→大卒ドラフト1位」入団を果たした現役選手5人
2022/09/27
産経新聞社
渡部健人
近い将来の主砲として期待されている埼玉西武ライオンズ・渡部健人も、指名漏れを経験している。
渡部は横浜商科大学高校に在学していたが、日本ウェルネス高校東京キャンパスに転校。高野連規定により1年間公式戦出場はできなかったが、3年春からレギュラー入りを果たすと、夏までの間に計15本塁打を記録した。
高校生離れした長打力でプロを志望した渡部だったが、ドラフト指名はなく桐蔭横浜大学へ進学。大学では1年時から4番を任されるなど入学早々から活躍を見せた。さらに、4年秋にはリーグ最多タイ記録となるシーズン8本塁打、新記録となる23打点と圧倒的な成績を残し、西武からのドラフト1位指名を勝ち取った。
プロ1年目の2021年は、4月にプロ初安打初本塁打を記録。順調な滑り出しを見せたが、その後は1軍の壁に苦しんだ。一方ファームでは、打率.228ながら19本塁打、64打点の成績で本塁打王と打点王の2冠に輝いた。2022年は躍進が期待されているが、26日時点で1軍出場なし。中村剛也、山川穂高に次ぐ「おかわり3世」として台頭が待たれる。