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2016年の“年男“たち――山田、山崎ら期待の若手と「松坂世代」 

NPBの年男=申年の選手たちにとって、今年はどんな1年になるのだろうか。

2016/01/01

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松坂の再起は?

 一回り上、36歳は24人。いわゆる松坂世代の80年組が3度目の年男を迎える。誕生日順
 
ソフトバンク:細川亨、松坂大輔
日本ハム:矢野謙次
西武:竹原直隆(オリックスから移籍)、渡辺直人、上本達之
オリックス:小谷野栄一、ブランコ
楽天:山崎浩司
ヤクルト:石川雅規、新垣渚
巨人:杉内俊哉、村田修一
阪神:藤川球児
広島:ルナ(中日から移籍)、エルドレッド、江草仁貴、梵英心、永川勝浩
中日:雄太
DeNA:長田秀一郎、後藤武敏、久保康友、久保裕也(巨人から移籍)
ロッテには1980年生まれの選手はいない。
 
 世代を代表するソフトバンクの松坂大輔(9/13生まれ)は、昨年は登板なしに終わる。8月に右肩の手術をした。3年契約の2年目、明るい兆しは見えてくるだろうか。
 
 オリックスの小谷野栄一(10/10生まれ)、ブランコ(11/10生まれ)はともに主軸を打つことを期待されながらこれを裏切った。この2人にとっても勝負の年。
 
 ヤクルトの石川雅規(1/22生まれ)は老練な投球でヤクルトのリーグ優勝に貢献、松坂世代の新垣渚(5/9生まれ)は移籍以来期待を裏切っている。再起はなるだろうか。
 
 巨人の杉内俊哉(10/30生まれ)は手術からの復帰を目指す。村田修一(12/28生まれ)は新加入選手によって主力選手の座が危うくなっている。奮起が求められる。
 
 阪神の藤川球児(7/21生まれ)は、2012年以来、4年ぶりの古巣復帰。先発といわれているがクローザーの呉昇桓が退団する中で、どこで起用されるか。
 
 広島は最多の5人。外国人打者2人に加え、若手が台頭する中、踏ん張りどころを迎えるベテラン野手が3人。
 
 DeNAは、巨人から久保裕也が加入した。同い年の久保康友とW久保になった。ともに経験十分。もうひと働きが期待される。
 
 この中に含まれない選手が1人。広島からFAを宣言して移籍先が決まっていない木村昇吾(4/16生まれ)だ。来季キャンプに西武のテスト生として参加する。
 
 こうしてみると「今年が勝負の年」になっている選手が多い。今オフには同世代の明暗は大きく分かれているのではないか。
 
 監督の年男は二人。広島の緒方孝市監督(1968/12/25生まれ)、そして阪神の金本知憲新監督(1968/4/3生まれ)だ。広島のチームメイトだった二人は、今季、セリーグの覇権を争う。

 今年、NPBで笑う年男は誰だろうか?注目したい。

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