まさに”衝撃”…今世紀最大の「電撃トレード」で移籍した6人。他球団へ移った主力選手たち
2024/07/16
産経新聞社
中田翔(日本ハム→巨人)
出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/107kg
生年月日:1989年4月22日
ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目
北海道日本ハムファイターズの4番を長く務め、2021年途中から読売ジャイアンツに移籍した中田翔。中田のトレードもまた、さまざまな意味で衝撃的だった。
大阪桐蔭高校の4番として甲子園でも活躍を見せた中田は、ドラフト1位でファイターズに入団。3年目の2010年にプロ初本塁打を記録すると、2011〜2020年の10年連続で二桁本塁打を達成した。また、最多打点のタイトルも3回獲得しており、ファイターズに欠かせない主力となる。
しかし、2021年のエキシビションマッチ(東京五輪開催によるシーズン中断中の特別試合)の試合中、中田が同僚に対して暴力行為をしたことが発表された。この騒動により中田は1、2軍全試合の出場停止処分を受ける。そして、騒動から2週間ほどが経過した後、ジャイアンツへの無償トレードとなった。
複雑な事情が絡んでの移籍となり、2021年は極度の不振に陥ったものの、2022年は規定打席未満ながら24本塁打を放つなど復活。
しかし昨季は、前年に比べて成績が下降。同年オフには出場機会の増加を求め、中田側が契約破棄の権利を行使。2024年シーズンから中日ドラゴンズでのプレーを決断している。