大型補強でチームを変えた…プロ野球、史上最高のFA移籍選手5人【野手編】
2024/01/15
産経新聞社
小笠原道大
投打:右投左打
身長/体重:178センチ/84キロ
生年月日:1973年10月25日
経歴:暁星国際高 – NTT関東
ドラフト:1996年ドラフト3位
小笠原はNTT関東から1996年ドラフト3位で日本ハムに入団。在籍中に首位打者(2度)、本塁打王、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得するなどチームの主軸として活躍。2006年のリーグ優勝と日本一を置き土産に、翌年から巨人へと活躍の場を移す。
巨人では中軸として移籍初年度から、打率.313、本塁打31本、88打点と優勝したチームの中でも打ちまくり、リーグMVPを獲得した。
翌年は前半戦で不調に陥ったが、夏頃から本来の調子を取り戻し、首位と最大13ゲーム離されたチームの逆転優勝に大きく貢献。結果的に小笠原は全試合出場を果たし、キャリアハイとなる36本塁打を記録している。翌09年は移籍後初となる「3割30本100打点」を記録。チームもリーグ3連覇を果たした。
キャリア晩年は中日に移籍し、2015年をもって現役を引退。2011年には2000安打も達成しており、通算9度のシーズン3割30本到達は、王貞治に次ぐ歴代2位の偉業である。