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2016年、達成が期待される投打の記録=マイルストーン【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

2016/01/01

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石川の150勝に期待。100セーブ達成に近い選手も多数

 投手部門を見てみよう。山本昌、西口文也が引退。トップクラスの投手はMLBに移籍することが多くなったため、マイルストーンは寂しくなっている。
 
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 150勝は今年、年男の二人。石川が今季中の達成は現実的な一方、手術からの復帰を目指す杉内は微妙か。
 100勝は過去132人が達成しているものの、今では大記録と言ってもよいかもしれない。8人が射程距離にいる。
 井川慶はオリックスを戦力外になり、現役続行を表明しているが所属先は未定。100勝はクリアできるだろうか。
 
 セーブ記録は今季100セーブを達成しそうな選手がこれだけいる。西村、五十嵐、岸田らは現在のポジション上、達成は困難か。それ以外の投手は可能性はありそうだ。
 
 ホールド記録は、巨人・山口鉄也(251ホールド)につぐ200ホールドに2人の投手が迫っている。浅尾は2013年まではNPBのホールド記録の保持者だった。ここ2年で山口に抜かれたが、どこまで追いつくだろうか。
 
 2000投球回は、過去87人が達成。現役では三浦大輔、石川雅規、杉内俊哉が記録している。MLBを経て41歳での記録は偉業と言って良いだろう。昨年並みの成績を残せばクリアできる。
 
 マイルストーンを頭に入れて試合を見ると、選手に対する思い入れが違ってくる。今季は何人の選手が野球人生の一里塚を通過するだろうか。

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