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場内が沸いた!プロ野球ドラフト会議で起こった「サプライズ指名」選手6人

2024/10/25

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産経新聞社



辻本賢人


出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/76kg
生年月日:1989年1月6日
ドラフト:2004年ドラフト8位
 
 史上最年少の15歳でタイガースから指名を受け、リスクを負いながらもプロの道に進んだ選手が辻本賢人である。
 
 辻本はまさに異色とも言える経歴で、中学1年生でアメリカに留学した。一時は野球を辞めてアメリカンフットボールに取り組んでいたが、もう一度野球に挑戦する。
 

 
 ストレートは140km/hを超えるまでに成長しており、将来性を見込んだタイガースが2004年ドラフトで8位指名した。
 
 だが、けがに悩まされた辻本は1軍で登板することなく、2009年に自由契約となる。それでも辻本は野球の道を追い続け、2010年はアメリカの独立リーグで、2011年はニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んで野球を続けた。結果的には、メジャーリーグの舞台でマウンドに立つことはなかった。
 
 辻本の指名に関しては、当時さまざまな声があったと言われた。ただ、辻本はタイガースに入団したことを後悔しておらず、タイガースに入ってよかったとも語っている。リスク覚悟で挑戦したその姿は、多くのプロ野球ファンの目に焼き付いているはずだ。

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