“早熟型”の評価も…プロ野球、新人王に輝くも伸び悩んだ逸材5人 将来有望と期待されるも…
2023/04/07
産経新聞社
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プロ野球の世界で、新人王に輝いた選手たちは特に将来を嘱望される。昨季受賞した大勢(巨人)と水上由伸(西武)は、今季もチームのブルペンを支える一方で、受賞後に成績が低迷した選手も多くいる。ここでは、新人王を獲得するも伸び悩んだ選手を5人紹介する。
高山俊
出身:千葉県
投打:右投左打
身長/体重:181cm/86kg
生年月日:1993年4月18日
経歴:日大三高-明治大
ドラフト:2015年ドラフト1位
タイガースファンにとって、髙山俊の現状はもどかしく映ることも多いのではないだろうか。
日大三高時代には高校通算32本塁打を記録し、3年夏には全国制覇を達成した。明治大に進学後は、ヒットを量産。4年間の通算安打数は131本を数え、六大学リーグ新記録を樹立した。 満を持して迎えた2015年のドラフト会議では、2球団競合の末に阪神タイガース入団が決まった。
ルーキーイヤーの2016年は、開幕戦から1番打者に抜擢。卓越した打撃技術で結果を残し、ファン投票でオールスターゲームにも選出された。最終的に134試合に出場し、打率.275、136安打をマークし、新人王を受賞。固め打ちも多く、猛打賞は13回を数えた。
翌2017年もレギュラー格として出場機会を得たが、現状はプロ1年目が髙山のキャリアハイとなっており、苦しいシーズンが続いている。2019年こそ105試合出場、打率.269(規定未満)と復活の気配を見せたが、その後は成績が低迷。今季も開幕2軍スタートとなっており、まさに正念場を迎えている。