福本、川上、長嶋、張本に並ぶか。二塁打、三塁打で歴代ベスト10入りを目指す松井稼頭央
本塁打数はクローズアップされがちだが、二塁打・三塁打数は注目されにくい。しかし、歴代10傑入りへカウントダウンが始まった現役選手が1人いる。
2016/01/03
楽天・松井は二・三塁打の10傑入りの可能性
二塁打と三塁打のランキングにともに顔を出しているのは、福本豊、川上哲治、長嶋茂雄、張本勲の4人。ともに強打者であるとともに足も速かった。身体能力の高い打者だったと言って良いだろう。4人とも2000本安打をクリアしている。
今季、二塁打、三塁打両方の10傑両方にランクインしそうな打者がいる。
楽天の松井稼頭央だ。
二塁打は402本(歴代12位)、10位の川上哲治の記録まであと6本。昨年は17本打っている。松井はこれまで二塁打王に3回なっており、出場機会さえ与えられればランクインは確実。7位の張本勲を抜く可能性もあるだろう。
三塁打は63本(歴代17位タイ)、10位の吉田義男まであと7本。昨年は1本だけだったが、三塁打王も3回。松井は40歳の昨年も14盗塁を記録している。全盛期に比べれば衰えは否めないが、それでもまだまだ脚力は健在。達成することも不可能ではない数字だ。そうなれば、平成では初のランクインとなる。
松井稼頭央は昨年、NPBでの2000本安打を記録している。
すでに大打者の仲間入りをしているが、福本豊、川上哲治、長嶋茂雄、張本勲に次ぐ「二塁打、三塁打両方での10傑入り」は、スピードスター松井稼頭央にふさわしい勲章と言えるのではないか。今季の松井の打席が楽しみだ。