連続シーズン勝利の更新へ。現役通算最多勝のDeNA・三浦大輔は特異な記録の持ち主
山本昌、西口文也の引退によって、NPBの現役通算最多勝投手はDeNAの三浦大輔となった。彼には今季NPB新記録がかかっている。
2016/01/04
成績からわかる、三浦のすごさ
今季の三浦大輔には大記録の達成が期待されている。「連続シーズン勝利記録」だ。
今、三浦は二人の先輩投手と並んでいる。達成順。
23年 工藤公康(1985年~2005年)
23年 山本昌(1988年~2010年)
23年 三浦大輔(1993年~2015年)
工藤、山本は左腕だから、すでに三浦は右腕投手としては単独1位、今季1勝すればNPBで単独1位となる。工藤、山本と三浦が異なるのは、23年のうちの最後の5年の成績だ。
工藤公康(2001年~2005年)38勝30敗 565.1回 防御率4.43
山本昌(2006年~2010年)30勝29敗 487.1回 防御率4.06
三浦大輔(2011年~2015年)34勝40敗 662.1回 防御率3.37
2人の先輩と比べると負け越しているが、投球回数、防御率ははるかに良い。
単に長寿記録を更新しているだけでなく、直近の5年間でもエースとしてチームを引っ張っているのだ。
なお1973年生まれの現役選手は、所属が決まらない選手を含めて、下記の通りだ。
バートロ・コロン(ニューヨーク・メッツ)5月24日生まれ
イチロー(マイアミ・マーリンズ)10月22日生まれ
中村紀洋(所属未定)7月24日生まれ
三浦大輔(DeNA)12月25日生まれ
松中信彦(所属未定)12月26日生まれ
昨年の状態が続けば、三浦大輔の「連続シーズン勝利記録」はほぼ達成は間違いないだろう。