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外野手の補殺数はさらに減少も。捕手のブロック禁止で本塁のクロスプレーはどう変わるか

日本野球機構(NPB)は、今季から捕手が走者の走路を妨げる行為と、走者による危険なタックルの禁止を決めた。今季から適用される。

2016/01/05

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昨季はDeNAの筒香が唯一二ケタの10個

 日本野球機構(NPB)は、今季から捕手が走者の走路を妨げる行為と、走者による危険なタックルの禁止を決めた。捕手は野手からの送球を保持するまで、本塁ベースを空けて待たなければならない。ブロックはできなくなるのだ。
 
 メジャーリーグでは14年シーズンから同様のルールが定められているが、今回のルール改正は走者側に有利であるという見方がある。捕手は今まで無意識に行っていたブロックが禁止になることで、走者が積極的に本塁を突く場面が増える可能性がある。
 
 ブロックできないことで、外野手の補殺数にも影響が出そうだ。
 昨季の12球団の外野手の補殺数上位の選手は以下の通りとなっている。
 
◆2015年の12球団外野手の補殺数上位選手
 
筒香嘉智(DeNA) 128試合 補殺数 10
雄 平(ヤクルト)140試合 補殺数 8
梶谷隆幸(DeNA) 133試合 補殺数 8
秋山翔吾(西武) 143試合 補殺数 7
柳田悠岐(ソフトバンク)132試合 補殺数 7
角中勝也(ロッテ)111試合 補殺数 7
荻野貴司(ロッテ)82試合 補殺数 7
 
 15年シーズン、12球団の外野手で唯一二ケタの10個を記録したのはDeNAの筒香ただ一人。そのあとに続くヤクルトの雄平とDeNAの梶谷は8個で、3人ともセリーグ。パリーグの秋山、柳田、角中、荻野は補殺数7個で並んでいる。
 
 14年は補殺数を10個以上記録した選手が誰もおらず、トップは中日の平田の9個が最高だった。13年のトップがDeNAの荒波で16個、続いて中日の大島が13個、ヤクルトのミレッジが12個だったことを考えると、補殺数は14、15年と減少傾向にある。

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