大豊作…2017年に上位指名を受けた高卒スラッガー5人(5)一軍の壁に苦しむ“大器”
2022/10/02
産経新聞社
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プロ野球のドラフト会議は、各球団の戦略が現れるのも特徴の1つだ。即戦力を重視するのか、将来性を重視するのかなど、戦力事情によって指名の方針が決定する。チームによっては、和製大砲を育てるために、スケールの大きな打者を上位で指名するケースも珍しくない。ここでは、「スラッガー豊作の年」と称される2017年ドラフトにおいて、上位指名された高卒野手5人紹介する。
西川愛也
出身:大阪府
投打:右投左打
身長/体重:180cm/82kg
生年月日:1999年6月10日
経歴:花咲徳栄高
ドラフト:2017年ドラフト2位
埼玉西武ライオンズに所属する西川愛也も、左のスラッガーとして注目を集めていた。
花咲徳栄時代には、春夏通じて甲子園に3度出場した。特に3年夏には、県大会から好調を維持。聖地では苦しむ場面もあったが、決勝戦で3安打4打点の大暴れを見せ、県勢初優勝に大きく貢献した。
高校通算31本塁打の強打者も、プロ志望届を提出。スカウトからの評価も高く、西武からドラフト2位の上位指名を受けた。
プロでは、3年目の2020年に一軍デビューを飾り、プロ初安打を記録。飛躍が期待された翌2021年は、「9番・左翼」で開幕スタメンを掴んだが、シーズンでは結果を残せず、27打席で安打なしに終わった。2022年も前年を上回る35試合に出場しているが、依然ノーヒット。59打席連続無安打の野手ワースト記録に並ぶなど、一軍の壁に苦しんでいる。