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【MLB】ドジャースと前田の契約内容は「今オフ最も奇妙」。将来、大谷にも影響?

ドジャースと前田健太の間に結ばれた契約が大きな話題となっている。8年で基本給わずか2500万ドル、収入の大部分が出来高となる今回の契約は前代未聞であり、今後、海外からMLB球団への移籍を目指す選手たちへ影響を及ぼす可能性もある。

2016/01/06

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今後、海外からの移籍組は成功報酬型になる可能性も

 記事では前田を田中と同じタイプ「スーパージャンクボーラー」(豊富な球種を持ち、そのどれもが効果的な投手)であるとし、「怪我のない時の田中のようなエースクラスの投手ではないが、間違いなく〝役に立つ″以上の実力を持った投手である」と評価、「二人の契約の差は実力による違いだけでは決してない」としている。
 
 過去数年にわたり、日本人投手に故障が続出したことによる評価の下落や、前田の獲得に名乗りを上げる球団が非常に少なかったことが、今回の契約に反映されているのだろう。
 
 2年前のオフに渡米した田中と比べれば、極端にチームへ有利な契約となってしまったが、アメリカのメディアやファンは日本と比べて選手の年俸に敏感だ。この契約内容では田中のようにメディアに常に契約内容を持ち出されて、非難を受けることも考えづらく、プレーに集中できるという点ではメリットもある。
 
 一方で、今後メジャー移籍を目指すことになる海外選手たちは前田の契約の影響をもろに受けることになるかもしれない。
 
The deal gives future international players less of a base to work from, and could easily lead to them missing out on money that they very much deserve. When super-pitcher Shohei Otani comes to the big leagues, will he be paid what he’s worth?
前田の契約を引き金に、将来海外から来る選手の契約が、基本給より出来高の割合が高い成果報酬型になり、彼らが受け取るはずだった金を逃すことになりかねない。スーパーピッチャー大谷翔平が大リーグに挑戦するとき、彼は自身の価値にふさわしい金額を支払われるのだろうか?
 
 このように、今回のようなインセンティブ重視の契約は球団側とすればベストの形であり、NPB最高の投手である前田がこの種の契約を受け入れたことは、今後、仮に大谷翔平がMLB移籍を目指す場合も含めて、今後の移籍市場にも大きな影響を及ぼす可能性を秘めていると、記事では指摘している。
 
出典:Kenta Maeda’s reported Dodgers contract is very strange by Nicolas Stellini on SB Nation on Jan.5 2016

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