球界に”衝撃”…戦力外通告or自由契約でまさかの退団となった大物選手6人
2024/11/07
産経新聞社
山﨑武司
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/100kg
生年月日:1968年11月7日
ドラフト:1986年ドラフト2位
山﨑武司は、戦力外から這い上がった選手の1人だ。
1986年ドラフトでドラゴンズに入団した山﨑は、9年目の1995年に初めて2桁本塁打を達成。「遅咲き」とも言える活躍を見せると、1996年は打率3割(.322)・30本(39本塁打)・100打点(107打点)という脅威の数字を残し、本塁打王に輝く。その後も主砲として活躍を続けたが、2002年は極度の不振に陥り同年オフにトレードとなった。
2003年からはオリックス・ブルーウェーブに移籍したものの、当時の監督だった伊原春樹とソリが合わず、監督室にバットを投げることもあったほどだ。そして、2004年に戦力外通告を受ける。
引退も考えたと言われていた中、2005年から新設された東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。すると、イーグルス在籍3年目にキャリアハイの43本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得した。
野村克也のもとで蘇った山﨑は、2009年のCS(クライマックスシリーズ)でも仙台で本塁打を放った。ダイヤモンドを一周し、野村監督と抱擁した瞬間はイーグルスファンの脳裏に深く焼き付いているはずである。