球界に”衝撃”…戦力外通告or自由契約でまさかの退団となった大物選手6人
2024/11/07
産経新聞社
石井琢朗
出身:栃木県
投打:右投左打
身長/体重:174cm/78kg
生年月日:1970年8月25日
ドラフト:1988年ドラフト外
長きにわたって横浜ベイスターズを支えた石井琢朗の戦力外通告は、多くのベイスターズファンに悲しみを与えた出来事だった。
1988年にドラフト外で入団した石井は、1993年からレギュラーの座を掴む。安定したバッティング技術と高い守備力に加え、俊足を兼ね備えた野手として、93年から95年までゴールデングラブを獲得した。また、最多安打や最多盗塁のタイトルも獲得し、不動の1番ショートとして試合に出続けた。
1993年から2006年まで規定打席に到達した石井だが、2007年に出場機会を減らすと、2008年は98試合の出場に留まる。さらに、若返りを図るチーム方針も拍車をかけ、石井は球団から引退勧告を受けた。「功労者に対する扱いとしていかがなものか」という声もあった中、石井は引退勧告を拒否して自由契約に。
その石井に、広島東洋カープが救いの手を差し伸べた。石井を戦力として計算したカープは2008年の11月に獲得を発表。2010年は規定打席未達ながら打率3割を超えるなど、紛れもなく戦力として活躍した。