今世紀最強の大卒ルーキー…「入団→即エース格」となった現役投手6人(3)豪快フォームで投手2冠獲得
2022/10/06
産経新聞社
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10月20日に迫ったプロ野球ドラフト会議。高校生、大学生は続々とプロ志望届を提出している。大学生では二刀流の矢澤宏太(日体大)らがドラフト1位候補に挙げられる。即戦力としても期待される大卒選手だが、過去にはプロ1年目からチームの中心となった選手がいる。ここでは、ルーキーイヤーからエース格となった投手6人を紹介する。
小川泰弘
投打:右投右打
身長/体重:171センチ/80キロ
生年月日:1990年5月16日
経歴:愛知・成章高-創価大
ドラフト:2012年ドラフト2位
小川は2013年に創価大からドラフト2位でヤクルトに入団。オープン戦で結果を残し、開幕ローテーションに名を連ねる。
プロ初先発となった4月3日の広島戦でプロ初勝利を挙げると、続く中日戦では6回1死までノーヒットピッチング。新人では球団初となる初登板からの2連勝を飾った。その後はローテーションの柱を担い、前半戦だけで2桁10勝に到達。8月は未勝利と苦しんだが、9月は月間4勝を挙げるなど復調。先発陣の中では孤軍奮闘の活躍を見せた。
最終的に26試合に登板し、178回を投じて16勝4敗、勝率.800、防御率2.93をマーク。平成生まれ初となる最多勝と最高勝率の2冠に輝くなどルーキー離れした実績を上げ、新人王に輝いた。