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ソフトバンクが3年ぶり6度目の日本一。秋山幸二監督が有終の美を飾る

日本シリーズ第6戦は白熱した投手戦が繰り広げられたが、8回に松田のタイムリーで均衡を破る。9回守護神のサファテが3四球で一死満塁の大ピンチを背負うが、最後は西岡の内野ゴロと一塁への守備妨害で併殺に倒れゲームセット。4勝1敗で阪神を下し、ソフトバンクが3年ぶり6度目の日本一に輝いた。

2014/10/30

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 ソフトバンク3勝1敗で迎えた第6戦。
  
 先発にクライマックスシリーズから調子が上がらないエース・攝津が先発。一方、負けられない阪神は初戦を投げたエース・メッセンジャーで臨んだ。
 
 初回に試合が動いた今年の日本シリーズ。しかし、今日はお互いに無得点に終わる。
 試合は序盤から両エースが意地を見せる。
  
 特にメッセンジャーは、中盤、度々得点圏に走者を置くなどのピンチを迎えるが、エースの意地の投球でソフトバンクに得点を与えない。ソフトバンクの攝津も、大一番でこれまでの不調が嘘のような堂々たる投球。エースとしての存在感を見せつけた。
 
 シーズン同様、ソフトバンクは7回以降、森、五十嵐と継投。阪神はメッセンジャーがマウンドに上がり続けた。
 
 少しずつ延長戦も意識しはじめた8回裏。試合が動く。先頭の柳田が安打で出塁すると、明石が送る。3番・内川がさらにつないで、一死一三塁のチャンスをつくる。
 
 このチャンスで4番・李大浩は落ちる変化球に空振り三振。二死となって、バッターは5番・松田。
 パリーグ優勝を決めるサヨナラを打つなど、勝負強い男がここでまさに値千金のセンター前にタイムリー。ソフトバンクが8回に貴重な1点をあげた。
 
 日本一までカウントダウンが始まった9回。ソフトバンクは守護神サファテが上がる。
 しかし、独特の緊張感がサファテのコントロールを大きく乱す。まさかの3四球で一死満塁。阪神のバッターは西岡。
 
 カウント1-3、サファテの投じたストレートを西岡は強振。ゴロとなった打球は一塁の明石の正面に。明石はホームへ送球で二死。捕手・細川はすぐさま一塁へ送球。そのボールが走者の西岡に当たって、ボールは1塁後方に転々……サファテは頭を抱えるが、一塁塁審が西岡の走路が守備妨害にあたるとして、アウトを宣告。阪神の和田監督は猛抗議するも判定は覆らず。
  
 福岡ソフトバンクホークスが3年ぶり6度目の日本一に輝いた。
 今季で退任が発表されている秋山幸二監督にとっては監督生活6年で2回の日本一を経験。まさに有終の美を飾った。
 なお、日本シリーズのMVPには内川聖一が選出された。



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