今世紀最強の大卒ルーキー…「入団→即エース格」となった現役投手6人(6)新人46年ぶりの防御率1点台
2022/10/06
産経新聞社
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10月20日に迫ったプロ野球ドラフト会議。高校生、大学生は続々とプロ志望届を提出している。大学生では二刀流の矢澤宏太(日体大)らがドラフト1位候補に挙げられる。即戦力としても期待される大卒選手だが、過去にはプロ1年目からチームの中心となった選手がいる。ここでは、ルーキーイヤーからエース格となった投手6人を紹介する。
野村祐輔
投打:右投右打
身長/体重:177センチ/86キロ
生年月日:1989年6月24日
経歴:広陵高-明治大
ドラフト:2011年ドラフト1位
野村は、明治大でリーグ戦通算30勝&300奪三振を達成。圧倒的な実績を引っさげ、2012年ドラフト1位で広島に入団した。
順当に開幕ローテーションへ名を連ねると、プロ初先発となった4月1日の中日戦で好投を披露。同8日の横浜戦も8回無失点で抑え、プロ初勝利を収めた。以降も抜群の安定感を誇り、前半戦は7勝、11試合連続を含む14度のクオリティ・スタート(QS)を記録した。
後半戦は打線の援護にも恵まれず2勝にとどまり、2桁勝利には届かず。最終的に27試合(172回2/3)を投げ、9勝11敗と負け越したが、リーグ2位の防御率1.98をマーク。セ・リーグでは堀内恒夫氏(巨人)以来、46年ぶりとなる新人投手(規定以上)の防御率1点台を達成し、文句なしの新人王に輝いた。