今世紀最強の大卒ルーキー…「入団→即エース格」となった現役投手6人 プロ1年目から圧倒的な成績に
2022/10/06
産経新聞社
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10月20日に迫ったプロ野球ドラフト会議。高校生、大学生は続々とプロ志望届を提出している。大学生では二刀流の矢澤宏太(日体大)らがドラフト1位候補に挙げられる。即戦力としても期待される大卒選手だが、過去にはプロ1年目からチームの中心となった選手がいる。ここでは、ルーキーイヤーからエース格となった投手6人を紹介する。
森下暢仁
投打:右投右打
身長/体重:180センチ/78キロ
生年月日:1997年8月25日
経歴:大分商-明治大
ドラフト:2019年ドラフト1位
東京五輪では、日本代表の主戦格として金メダル獲得に貢献した森下。明治大からドラフト1位で2020年に広島に入団。前田健太(現・ツインズ)の大リーグ移籍後空き番号となっていた18番を背負うなど、開幕前から期待を集める。
開幕3戦目となったDeNA戦でプロ初登板・初先発を果たす。勝ち投手とはならなかったものの、7回を被安打4・無失点と完璧なピッチングを見せた。自身2度目の登板となった中日戦では、プロ初完投とはならなかったものの9回途中3失点の力投で、プロ初勝利を記録した。その後も先発ローテーションの一角を担い、8月は4先発で、負けなしの3勝をマーク。特に8月14日の阪神戦では、4者連続三振を含む12奪三振、被安打2と圧巻の投球を披露し、プロ初完封勝利を飾った。
このシーズンの森下は、18試合に登板。122回2/3を投げ、10勝3敗、リーグ3位の124奪三振、同2位の防御率1.91をマーク。タイトルには惜しくも届かなかったが、その活躍が認められ、新人王に選出された。