新井貴浩と福浦和也、野球人生をかけた「2000本安打」への挑戦【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は2000本安打についてだ。
2016/01/09
名球会入りの基準にも設定
昨年、ベテラン選手が数多く引退したため、2016年現役選手の通算安打数ランキングも様変わりしている。
2016年現役選手の通算安打数ランキングをみると現在、球団に所属していて2000本をクリアしたのは松井稼頭央となる。
2000本安打は「名球会」の入会資格でもある。打者にとって非常に名誉であり、大記録だ。
今季達成の可能性があるのは新井貴浩・福浦和也・荒木雅博の3人となるか。特に新井・福浦は残り100本を切っており一つのゴールが見えてきた。阿部慎之助は来季達成が濃厚だろう。
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