まさかの不良債権…巨人、期待外れのFA戦士5人(2)奪三振王に輝いた2桁右腕は…
2022/10/08
産経新聞社
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プロ野球選手にとって、フリーエージェント(FA)権の取得は1つの勲章といえるだろう。移籍市場で、最も活発な動きを見せる球団が読売ジャイアンツだ。しかし、過去を振り返ると、補強失敗となった事例も多くある。ここでは、巨人入りも期待外れの成績に終わったFA戦士5人を紹介する。
門倉健
中日ドラゴンズや横浜ベイスターズなど、NPBでは合計4球団を渡り歩いた門倉健も、読売ジャイアンツでは結果を出せなかった。
聖望学園高校、東北福祉大学を経て、逆指名でドラゴンズに入団。プロ1年目から7勝を挙げた。さらに、1997・98年には2桁勝利を達成。その後も活躍が期待されていたが、1999年オフに大阪近鉄バファローズへのトレード移籍が発表された。
近鉄では不安定な投球が目立ち、2003年オフには横浜ベイスターズへトレード加入した。すると、2005年から2年連続2桁勝利をマーク。復活を印象付け、2006年オフにFA権を行使してジャイアンツと2年契約を締結した。
しかし、移籍1年目は1勝5敗・防御率5.97に終わり、2年目は主にリリーフの役回りとなる。それでも期待された成績とは程遠く、オフには門倉本人から自由契約を申し出た。