無念のドラフトを経て…“指名漏れ”を経験した今年のドラフト候補5人（4）東北で躍動する長身右腕
2022/10/10
産経新聞社
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10月20日に迫っている2022年のプロ野球ドラフト会議。大学生の最注目は、二刀流の矢澤宏太（日体大）だろう。ドラフト1位での競合が予想される矢澤だが、藤嶺藤沢高時代にもプロ志望届を提出したが、名前は呼ばれず。4年越しのプロ入りを目指している。ここでは、悔しい指名漏れを経験した今年のドラフト有力候補5人を紹介する。
竹本祐瑛（JR東日本東北）
ポジション：投手
投打：右投右打
経歴：八戸西高-駒沢大-JR東日本東北
186センチの長身から投げ下ろす速球が武器の竹本祐瑛。竹本もまた、大学時代に指名漏れを経験した選手の1人である。
青森県出身で、高校は地元の八戸西高校に進学。甲子園出場こそ叶わなかったが、高校3年春にはエースとして県大会優勝に導いた。大学は駒澤大学に進み、1年春からリーグ戦で登板。3年春には主戦格へと成長し、先発、リリーフ問わずフル回転した。
大学4年時には150キロを投げるようになり、プロからも注目されたが、ドラフト指名漏れ。JR東日本東北への入社を決断した。
JR東日本東北では、入社直後から先発として起用された。入社1年目の5月に行われたJABA東北大会では、強豪・ENEOSを相手に5回無失点で勝利投手に。また、同年の都市対抗2次予選のきらやか銀行戦では、11奪三振完封勝利を挙げ、本大会でも先発マウンドに上がり結果を残した。即戦力としての期待がかかる竹本には、今年こそ指名があるだろうか。