【ドラフト隠し玉】大学3年までほぼ実績なし…石巻専修大の長身右腕・庄司魁はプロ入りなるか
2022/10/11
川浪康太郎
「中途半端」に流れた大学前半までの時間
庄司は宮城県仙台市出身で、高校は山形城北でプレー。公式戦のマウンドに上がったのは3年次の2試合のみで、不完全燃焼で高校野球を終えた。
その後、高校時代の先輩を追って石巻専修大に進学。2年秋にリーグ戦デビューし2試合に登板したものの、下級生の頃は「今みたいに自分を追い込めず、中途半端な練習しかできていなかった」という。
大学2年次までプロ野球を意識したことは一度もなかったが、3年次に転機が訪れる。菅井徳雄コーチに「プロに行きたいか」と問われた際、「行きたいです」との答えが自らの口から出たのだ。しかし当時は実力が伴わず、3年次は春秋ともに登板なしに終わった。「このまま4年間が終わってしまいそうだな」。そんな不安さえよぎった。