今オフは藤浪も!? 阪神からメジャー移籍を果たした選手5人(4)唯一無二のスター
2022/10/12
産経新聞社
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ペナントレースを終了した2022年のプロ野球。オフシーズンは選手の去就も注目されるが、阪神タイガース・藤浪晋太郎投手がメジャー挑戦の意思を表明し、大きな話題を呼んでいる。これまでにも数多くの日本人選手がメジャーリーグの舞台に立っているが、阪神からMLBへはばたいたプレーヤーもいる。ここでは、阪神からメジャー移籍を果たした選手を5人紹介する。
新庄剛志
2022年から北海道日本ハムファイターズの監督を務める新庄剛志も、阪神タイガースから海を渡った選手の1人だ。
西日本短大付属高校からドラフト5位でタイガース入りした新庄は、打率3割を記録したシーズンこそなかったものの、長打力を武器に在籍11シーズンで計145本塁打を記録。特に最終年となった2000年はキャリアハイの28本塁打、85打点をマークした。
また、新庄といえば、やはり歴代屈指の外野守備だろう。守備範囲の広さと強肩は相手チームの脅威となり、タイガース時代には7度のゴールデングラブ賞に輝いた。2000年オフにFA権を行使してMLBへ挑戦。ニューヨーク・メッツへの移籍を決断し、イチローとともに日本人野手初のメジャーリーガーとなった。
メジャーでの新庄は、日本人選手初のサヨナラ打、グランドスラムを放つなど持ち前の勝負強さを発揮し、確かな活躍を見せた。2004年からはファイターズで日本球界へ復帰。入団会見で掲げた「札幌ドームを満員にすること」「日本一達成」を成し遂げた2006年限りでユニフォームを脱いだ。