数々のスターを輩出…ドラ4から大成した最強打者5人(4)元捕手の遅咲きスラッガー
2022/10/14
産経新聞社
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10月20日に迫った2022年のプロ野球ドラフト会議。プロ入り時から大きな注目を集め、期待通りの活躍を見せる選手もいるが、指名順位に関係なく大成する選手もいる。ここでは、ドラフト4位入団からトッププレイヤーとなった打者5人を紹介する。
和田一浩
・出身地:岐阜県
・投打:右投右打
・身長/体重:182㎝/90㎏
・生年月日:1972年6月19日
・ドラフト:1996年ドラフト4位
和田一浩は、社会人を経てプロ入りし、2000安打を達成した遅咲きの好打者だ。
和田は、神戸製鋼から1996年ドラフト4位で西武ライオンズに入団。強肩強打の捕手として期待されていたが、当時のチームでは伊東勤が不動の正捕手を務めていたこともあり、出場機会は限られた。
しかし、打力を生かすため外野手や指名打者(DH)での起用が増えると、外野手に専念した2002年には、30歳で初めて規定打席に到達。打率.319、33本塁打、81打点の好成績を残し、ベストナインに選出された。さらに、2005年には打率.322、153安打、27本塁打をマークし、首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。
2008年オフには国内フリーエージェント(FA)権を行使し、中日ドラゴンズへ移籍。セ・リーグでも持ち前の打棒を存分に発揮した。2010年には打率.339、37本塁打、93打点、出塁率.437をマーク。リーグ優勝の原動力となり、最高出塁率のタイトルに加え、最優秀選手(MVP)に輝いた。2015年には史上最年長となる42歳11ヶ月で通算2000安打を達成。同年限りで現役生活の幕を下ろした。
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