バッテリー除く全ポジションを守ったオリ縞田。使い勝手の良さで勝負するユーティリティ・プレイヤー
チームにとって、ユーティリティ・プレイヤーは貴重な存在だ。オリックスの縞田は昨年バッテリー以外の全ポジションを守った唯一の選手だ。
2016/01/09
オリックス・バファローズ
昨年は6ポジションが最高
ユーティリティ・プレイヤーとは複数のポジションを守ることができる選手のこと、チームにとって、貴重な存在だ。
2015年、4つ以上のポジション(DHも含む)を守った選手は以下の通りだ。
パリーグ
【6ポジション】
・縞田拓弥(オリックス)一塁(7試合)二塁(40試合)三塁(37試合)遊撃(3試合)外野(5試合)DH(1試合)
・岩崎達郎(楽天)一塁(3試合)二塁(6試合)三塁(7試合)遊撃(17試合)外野(2試合)DH(1試合)
【5ポジション】
・小島脩平(オリックス)一塁(12試合)二塁(7試合)三塁(2試合)外野(11試合)DH(2試合)
・中村奨吾(ロッテ)二塁(30試合)三塁(57試合)遊撃(5試合)外野(18試合)DH(3試合)
【4ポジション】
・杉谷拳士(日本ハム)二塁(18試合)三塁(5試合)外野(73試合)DH(1試合)
・大嶺翔太(ロッテ)一塁(26試合)二塁(7試合)三塁(2試合)DH(3試合)
・渡辺直人(西武)一塁(12試合)二塁(3試合)三塁(38試合)遊撃(34試合)
・山崎浩司(楽天)一塁(1試合)二塁(11試合)三塁(10試合)遊撃(19試合)
・川島慶三(ソフトバンク)一塁(2試合)二塁(45試合)遊撃(1試合)外野(10試合)
・ウィーラー(楽天)一塁(1試合)三塁(54試合)外野(22試合)DH(6試合)
・松本剛(日本ハム)二塁(1試合)三塁(1試合)外野(3試合)DH(1試合)
セリーグ
【4ポジション】
・井端弘和(巨人)一塁(26試合)二塁(41試合)三塁(39試合)遊撃(11試合)
・木村昇吾(広島)一塁(15試合)二塁(3試合)三塁(53試合)遊撃(1試合)
・山崎憲晴(DeNA)一塁(1試合)二塁(9試合)三塁(8試合)遊撃(6試合)
・柳田殖生(DeNA)一塁(1試合)二塁(6試合)三塁(2試合)遊撃(6試合)
セリーグは昨年、内野と外野を掛け持ちする選手はいなかった。
オリックスの縞田は外野の3ポジションをすべて守っている唯一の選手だ(左翼1試合、中堅1試合、右翼3試合)。楽天の岩崎は右翼(2試合)だけ。
バッテリーを除くすべてのポジションを守ったのは縞田ただ一人だ。2011年ドラフト2位で入団した28歳の縞田は強肩が売り。2014年も内野の全ポジションを守ったが、2015年は外野も守り、出場試合数も36試合から80試合に増えた。