森友哉、松井裕樹、上林誠知……厳しいプロの競争の中で2016年成人式を迎える選手たち
1月11日は成人の日。今年の世代は、森や松井など有望な若手が揃っている。
2016/01/11
王はまだ一本足打法ではなかった
球史に残る名選手たちの成人を迎えた当時、どのような状況だったのだろうか。
川上哲治 1940年 前年に19歳で首位打者を獲得。投手から転向し、巨人の主力打者として頭角を現す。
金田正一 1954年 高校を中退して国鉄に入団し、4年目。すでに75勝、大エースになっていた。
長嶋茂雄 1956年 立教大学2年生。まだ無名だったが、この年の春季リーグで首位打者になる。
野村克也 1956年 南海入団3年目。前年は一塁手転向を命じられ一軍出場なしに終わる。オフに捕手に再転向。この年のハワイキャンプで頭角を現す。
王 貞治 1961年 まだ二本足打法。三振が多く「王、王、三振王!」と揶揄される。一本足にするのは翌1962年から。
掛布雅之 1976年 前年、吉田義男新監督に見いだされ、2年目にして三塁の定位置を確保。
野茂英雄 1989年 新日鐵堺の投手。前年、日本代表としてソウル五輪に出場し銀メダル獲得に貢献。ドラフトの目玉となる。
イチロー 1994年 まだ鈴木一朗。この年の4月に仰木彬監督から「イチロー」と名乗るように言われ、210安打を打ち大ブレーク。
松井秀喜 1995年 プロ入り3年目のシーズン。前年に初の全試合出場。この年は初めてベスト9に選ばれる。
松坂大輔 2001年 入団から2年連続最多勝。しかし前年のシドニー五輪では韓国戦で敗れメダルを逃す。この年も最多勝。
ダルビッシュ有 2007年 前年初の規定投球回数をクリア。日本シリーズ最優秀投手などエースとして地歩を固める。
田中将大 2009年 プロ入り2年目の前年は9勝に終わる。WBC日本代表に選ばれ、日本代表の連覇に貢献する。
柳田悠岐 2009年 広島経済大2年生。広島六大学野球のベスト9に選ばれ、プロが注目し始める。
山田哲人 2013年 前年初めて一軍の試合に出て巨人、内海から初本塁打。この年、遊撃手から二塁手にコンバートされる。