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当代きっての「代打の切り札」は広島の小窪、ロッテの福浦、日本ハムの矢野

シーズンになると、「代打」の存在が不可欠になる。一打席の中で結果を出している「切り札」は誰か。

2016/01/17

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長く代打で結果を出す難しさ

 代打はベテランが多く、昨年の5傑の中でも高橋由伸のように引退したり竹原直隆のように戦力外になって移籍することもある。
 また、若手で代打として好成績を上げた選手はレギュラーに登用されることもある。実は長く、代打として起用され続けるのは難しい。
 
 過去5年間、代打で好成績を上げ続けた選手はほんの一握りだ。
 
 広島の小窪哲也は過去5年間で141打数46安打3本塁打34打点 .326の代打成績を残している。最近2年は.389、.380と代打成績が急上昇。2年とも15打点を挙げている。
 
 パリーグではベテランの福浦和也。5年間で130打数41安打0本塁打32打点 .315。2015年は.167だったが、2014年は.474、2012年も.424と高い代打成功率だ。
 
 さらに昨年シーズン中に巨人から日本ハムに移籍した矢野謙次は5年間で167打数49安打2本塁打31打点 .293 。2013年は代打成績(.358)、打点(16)ともにトップだった。
 
 この3人が当代きっての「代打の切り札」と言ってよいのではないか。
 
 野球選手はレギュラーとなってフル出場することを目標にしている。「代打の切り札」は、選手にとって不本意な称号なのかもしれない。
 しかし、ファンは「代打の切り札」に大いに期待を抱いて声援を送る。そういう意味ではなくてはならない存在なのだ。

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