隠さず、飾らず、気取らず――前田健太、新天地でもブレず”有言実行”で広島に恩返しを
11日、ロサンゼルス・ドジャースへの入団が決まった前田健太が広島で会見を行った。
2016/01/12
カープのV奪還は仲間たちへ託して
隠さない。飾らない。気取らない。だから、マエケンはファンに愛されてきた。近年のカープの人気は、彼の実力とキャラクターなしには語れない。
旧・広島市民球場のラストゲームを飾ったのがマエケンなら、マツダスタジアムの初勝利をもたらしたのもマエケンだった。もちろん、カープの7度目の優勝をもたらすのも彼の右腕のはずであった。
前田健太は新境地に挑む。カープのV奪回は仲間たちに託された。もちろん、エースが広島で見せた「姿」は成長著しい若き投手陣によって語り継がれるはずである。
背番号18には、「次なる有言実行」が待っている。「僕たちは、応援してもらって、とりあげてもらっての職業です。だから、自分の目標はみなさんにわかってもらっていたいです」
エースの果たしたアカウンタビリィティー(説明責任)がファンの共感を呼んできた。だからこそ、彼は温かい声援を受け続ける。
前田健太の魂が、広島を赤く染め、全米を青く染める日を心待ちにしたい。
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