プロでも即通用する? 大学生スラッガーのドラフト候補6人(6)東北が誇る最強打者
2022/10/20
産経新聞社
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2022年プロ野球ドラフト会議が、10月20日に控えている。今年は多くの球団がドラフト1位選手を公表する中、埼玉西武ライオンズは左の大砲・蛭間拓哉(早稲田大)の指名を公言。即戦力として大学生打者の獲得を目指している。そこで今回は、ドラフト上位候補に挙がる大学生スラッガー6人を紹介する。
杉澤龍(東北福祉大)
杉澤は、東北高から東北福祉大に入学した外野手。右投左打、身長175センチ、体重80キロ。(東北福祉大野球部のHPより)
東北高では内野手としてプレーし、1年春から「1番・遊撃」として出場。夏の宮城県大会でいきなり本塁打を放つなど活躍し、甲子園出場の原動力となった。その後も長打が魅力の内野手として活躍し、東北福祉大へ進んだ。
進学後は外野手に転向し、1年秋からリーグ戦に出場。2年秋からセンターのポジションを掴むと、3年春には打率.344(29打数10安打)、7打点、7盗塁と躍動し、MVPを受賞した。さらに、4年春には打率.550(40打数22安打)、4本塁打、14打点と圧巻の数字を残し、リーグ三冠王とMVPを獲得した。
類まれなる打撃センスを持つ外野手。高くバットを掲げる独特の構えから、広角に強い当たりを打ち返す。高校時代まで内野手だったが、外野守備もそつなくこなす。走攻守備えた仙台六大学の三冠王が、ドラフト指名を待つ。