競合?一本釣り? 今年のドラフト1位指名を公表された逸材9人(8)史上初の快挙掴んだ剛腕
2022/10/19
産経新聞社
プロ野球ドラフト会議2022 最新情報(最新ニュース)
2022年プロ野球ドラフト会議が、10月20日に控えている。今年は、二刀流の矢澤宏太(日体大)、高校通算68本塁打のスラッガー・浅野翔吾(高松商)らに大きな注目が集まる中、各球団が続々とドラフト1位指名の選手を公言している。ここでは、ドラフト1位での入団が当確となった選手9人を紹介する。
仲地礼亜(沖縄大)
沖縄が誇る剛腕・仲地礼亜。中日ドラゴンズがドラフト1位指名を公表した。
仲地は、嘉手納高から沖縄大に入学した右腕(右打)。身長177センチ、体重80キロ。(沖縄大野球部のHPより)
嘉手納高では、2年時から主戦格として活躍。3年夏には沖縄県内有数の好投手として知られ、県大会ベスト4進出。準決勝で強豪・興南高に敗れたものの、絶対的エースとしてチームを牽引した。
沖縄大進学後は、1年時からベンチ入りすると、2年秋には先発として台頭。2戦2勝、14イニング無失点の快投を見せた。3年春は7試合(48回1/3)を投げ5勝、防御率0.37と圧巻の投球でMVPと最多勝、ベストナインを受賞。日本大学選手権では、強豪・名城大に惜敗したものの、8回1失点の力投で強烈なインパクトを残した。
オーソドックスで癖のないフォームから繰り出す直球は最速151キロを誇り、アベレージでも140キロ台中盤を計測する。縦のスライダー、スプリットで三振を奪える点も魅力で、すでに完成度の高い投手だ。ドラフト最上位で、沖縄県内の大学史上初となるプロ入りを決定的とした。